便秘と食物繊維

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便秘にサヨナラしたければ、食物繊維を多く含む食品をもっととることです。食物繊維と言うのは、体内の消化酵素では消化されない成分のことを言い、最近は成人病予防や大腸がんの発生を抑えるなどの効用が注目されて、第6の栄養素などとも呼ばれています。

食べ物の中に含まれているたんぱく質や資質、糖質などの栄養素は、胃や小腸を通過する際に、ほぼ完全に吸収されますが、炭水化物のうちの食物繊維だけは、消化されないまま大腸へと送られてきます。いわば便の材料となる成分と言ってもいいでしょう。

もし私たちが、消化吸収の良い食品ばかりをとって、食物繊維の多い食品をとらないでいると、材料不足のために便はなかなか出ません。便意も滞りがちになり、排せつまでの時間も長くかかります。ところが、それでもなお、腸は残留物から水分を絞られるだけ塩路として、働き続けるのです。

そのため最後には、便は水分の少ないカチコチの形となり、排便に支障をきたして便秘を起こします。これとは逆に、食物繊維の多い食品をたっぷりとれば、便の量は増えて大腸を刺激しますから、ぜんどう運動が高まり、便を送り出す働きも活発になって、排便はスムーズに行われるようになります。食物繊維が便秘予防に良いといわれるのも、食物繊維には便通を促進する、こうした働きがあるためです。

食物繊維を多く含む食品 便秘対策
含有量がずば抜けて多いのは海藻類です。
食物繊維の多い食品というと、ごぼうとかセロリなど、筋の多い野菜類に多く含まれるように思いがちですが、野菜類で食物繊維を多く含むのは意外に少ないのです。相当の両食べないと、野菜だけで食物繊維をとるのは難しいでしょう。

栄養バランスを考えた場合、野菜の1日の摂取量は300〜400グラムを理想的ですが、これを生野菜で取ると、サラダボールに山盛りにしても、せいぜい50グラム程度にすいません。これを炒めたり、煮たりして温野菜にすれば、カサも減ってたくさん食べられ、食物繊維もそれだけ余計にとれます。

機能性食品の利用
食物繊維を多く含む食品は、概しておいしいものが少ないために、食卓から姿を消ししまったものも少なくはありません。食物繊維の多いひじきや切干し大根の煮物など、いわゆるお袋の味にしても、こういう料理を毎日食べている人はほとんどいないでしょう。

実際問題として、ぜいたくに慣れた日本人のいまの食生活では、どうしても食物繊維が不足がちになります。そこで、食物繊維が食品だけではとれないときは、機能性食品で補うのも一つの方法です。

例えば、市販されている製品の一つに、リンゴのカスとコーン・ファイバーを混ぜたものに、フラクトオリゴ糖を加えたものがあります。これなどは、食べても飲んでも全く吸収されず、町内環境を整える善玉のビフィズス菌を増やしてくれる効果があるとされています。もちろん食事で十分にとれればそれに越したことはありません。

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