下痢の原因と症状

下痢の原因と症状

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下痢の原因
小腸には普通、1日約9リットルもの水分が入ってきます。この大部分は小腸で吸収され、残りは大腸に入って吸収されますから、正常な便の水分は、1日約100ミリリットルにすぎません。ところが、何らかの原因で水分が吸収されにくくなったり、逆に水分が腸管内に異常に増えたりすることがあります。そうなるとバランスが崩れて、便中の水分量は増加します。この状態が下痢なのです。

便中に水分量が増える場合、多くは次の三つが関係しています。

・腸の粘膜からの水分の吸収が妨げられる場合
下痢の原因
消化不良疾患、吸収されにくい物質の摂取

・腸の粘膜からの水分の分泌が亢進した場合
下痢の原因
分泌促進物質(細菌の毒素、プロスタグランジン=血圧を下げるなどの働きをする物質。医薬品として使われている)によるもの。

・腸の運動が常に激しくなって、腸の内容物の通過が早まるために、吸収が不十分になる場合
下痢の原因
ストレスや腸粘膜の病変

下痢の症状
下痢は、その経過から急性と慢性の二つのタイプに分かれます。慢性の場合は、腸の大きな病気が関係していることもあり、特に用心が必要です。

急性下痢
急激に起こります。水のような便で回数が多く、腹痛をともなうことが多いのですが、比較的短期間に乗ります。暴飲暴食や寝冷え、不消化物のためのときなどに起こる単純性のものと、食中毒、ウィルス性腸炎、ストレスなどのもの、伝染病などが関係して起こるものがあります。

慢性下痢
最近目立って増えているのが、過敏性腸症候群による下痢です。このほか糖尿病、吸収不良症候群、大腸がん、肝臓の病気などがあると、慢性下痢になります。

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